前島歯科ブログ BLOG

歯科コラム③歯周病ってどんな病気?

墨田区菊川の前島歯科医院院長前島昌世です。

歯周病ってよく聞くと思いますがどんな病気かご存じですか?
歯茎が痛くなったこともないし、自分は関係ないと思ったりしていませんか?実は歯周病は成人の方(特に30代以降)であれば程度の差はあっても多少はかかってしまっているものなのです。

歯周病がどんな病気かと言いますと、まず歯は歯槽骨という骨に植わっています。
まず歯の付け根や間など磨きにくい部位にますプラークという磨き残しがつきます。
食べかすとばい菌の塊であるプラークの段階であれば歯ブラシが当たればとることができます。
しかし元々磨きにくいところにつきますので、そのままになっていることが多くこれが堅い歯石になります。
歯石になると歯ブラシではとれません。この状態では痛みなどはないのですが周りの歯茎が炎症という軽く腫れた状態になります。
そうすると炎症が続くことで少しずつですが、知らない間に根を支えている歯槽骨が溶けていってしまうと言うのが歯周病です。
ですから毎日磨き残しが全くないという状態を続けるというのは現実的ではないので、多少は歯周病があるということになります。
歯周病がかなり進んでくると(50代以降が多いです。)骨が溶けすぎてしまい歯が揺れてきたり、歯茎が腫れたりという自覚症状がでてくるようになります。

この歯周病の怖い点は進んでいる間に悪くなるまで症状が出ないので、気づきにくいということと、一旦溶けてしまった歯槽骨は元に戻せないということです。ですから歯周病が進み歯槽骨が溶けすぎてしまうと、歯を抜かなければいけなくなり、やがては入れ歯になってしまいます。

では歯周病が進まないようにするにはどうすればよいのでしょうか?
続きはまた次回書きたいと思います。

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